蜂の巣を見つけた方のガイド
自分が住んでいる市区の対応を確認したあと、次の手順を進めるためのガイドです。
蜂の巣を見つけたら市役所に連絡すべき?
まず住んでいる市区の対応を確認します。全国475市区のうち、市(区)が費用を負担して無料で駆除するのは91市区、駆除費用の補助金の制度があるのは129市区です(出典は各市区の公式ページ)。お住まいの市区がどちらかに当てはまれば市区の受付窓口(市役所・区役所)に電話し、巣の場所・大きさ・蜂の種類を伝えて対応可能かを確認します。どちらでもない市区では自分で駆除業者に依頼します。市区ごとの答えは各市区のページにあり、業者の選び方と費用相場は下のガイド本文にあります。
蜂の巣を見つけたらまずすること
軒先や庭にスズメバチなどの蜂の巣を見つけたら、以下の手順で進めてください。
- 安全な距離を取り、巣や蜂に近づきすぎない
- このサイトで自分の市区の対応を確認する(都道府県一覧から探す)
- 対応に応じて次の行動を決める
市区の対応を確認する
市区町村によって、蜂の巣への対応は次の3つに分かれます。
- 市が駆除
- 市や区が直接または委託業者を手配して駆除する。無料または一部負担。
- 相談のみ
- 市は駆除を行わないが、業者紹介や防護服の貸し出しなど情報提供をする。
- 費用補助
- 自分で業者に依頼したあと、費用の一部が補助金で戻ってくる。
都道府県一覧から該当する市区のページを開き、「市の対応」「費用負担」「補助額・上限」の列を確認してください。
市が無料で駆除してくれる場合
市区が直接駆除する場合でも、条件(屋根裏・高所の巣は不可など)や対象害虫(スズメバチのみなど)が設定されていることがあります。該当市区のページで条件を確認し、受付窓口に電話で依頼してください。依頼の際には以下の情報を伝えられるようにしておきましょう。
- 巣の場所(軒下・庭木・屋根裏など)
- 巣の大きさ(直径およそ何センチか)
- 蜂の種類(見えれば)
- 連絡先(住所・氏名・電話番号)
自己負担で業者に頼む場合
市区が無料で駆除してくれる市区一覧に該当しない市区では、自分で駆除業者に依頼する必要があります。
業者の選び方
市区が紹介リストを持っている場合は、そこから選ぶのが確実です。紹介がなければ、一般の害虫駆除業者を探します。以下の点を基準に選びましょう。
- 市区の紹介リストがあれば優先して検討する
- 事業者の登録・許可: 市区の事業許可や建築物ねずみ昆虫等防除業の登録を受けているか
- 実績: 蜂の巣駆除の対応実績(年間の対応件数など)
- 保証: 再発時の対応や保証制度があるか
- 見積もり: 現地確認なしで金額を決めていないか
複数業者の比較方法
複数の業者から見積もりを取ることで、適正な価格とサービス内容を比べられます。
- 2〜3社に見積もりを依頼し、項目(出張費・作業費・薬剤費・消費税)をそろえて比較する
- 現地確認の方法(写真や動画を送る方法と、実際に来てもらう方法がある)
- 見積もりと実際の請求が変わらないか確認する
- 作業後の保証期間と再対応の条件を比べる
- 見積もりは無料の業者が一般的。有料と書かれている場合は事前に確認する
費用の目安
蜂の巣の駆除費用は巣の大きさ・場所・蜂の種類によって異なります。本サイトが各市区の公式ページから収録している 341 市区(収録データの最終確認日 2026-09-24)では、市が無料で駆除する市区が 18 市区、駆除費用の補助制度がある市区が 116 市区です。
| 補助の上限額 | 市区数 |
|---|---|
| 10,000円 | 46市区 |
| 5,000円 | 23市区 |
| 15,000円 | 5市区 |
| 2,000〜9,000円・11,000円・2万〜5万円 | 14市区 |
| 金額の明記なし(駆除費用の2分の1・3分の1など) | 28市区 |
巣 1 個あたりの自己負担の実額の例(市区の協定・指定料金、いずれも各市区の公式ページの記載):
- 八王子市: 協定事業者利用の自己負担は巣 1 個あたり税込 7,700円〜23,100円
- 横須賀市: 駆除費用 17,600円の半額 8,800円を補助(市の指定業者への依頼に限る)
- 京都市: 立会い時の自己負担 10,000円(対象は自宅に営巣中のスズメバチの巣)
- 市の補助制度がある場合、補助金が出る市区の一覧や該当市区の補助額・上限の列を確認(例: 上限1万円、巣1個あたり5千円など)
- 補助を申請する場合は、駆除前に市区の窓口に確認する必要がある場合と、駆除後の領収書で申請する場合がある
補助金の申請の流れ
補助金の申請手順は大きく2つのタイプに分かれます。お住まいの市区の「条件」列を確認してください。
駆除前に市区の確認が必要な制度
- 市区のページで補助額・上限と条件を確認する
- 駆除前に市区の窓口に電話し、対象になるかを確認してもらう
- 市区から指示された手順(市区指定の業者を使う、見積もりを事前提出するなど)に従う
- 駆除業者に依頼し、領収書をもらう
- 市区の窓口で申請書と領収書を提出する
- 補助金が振り込まれる(駆除後、数週間〜数ヶ月後)
駆除後に申請する制度
- 市区のページで補助額・上限と条件を確認する
- 駆除業者に依頼し、領収書をもらう
- 市区の窓口で申請書と領収書を提出する
- 補助金が振り込まれる(駆除後、数週間〜数ヶ月後)
制度のタイプは市区ごとに異なります。「条件」の列に「駆除前に要確認」「駆除後申請可」などの記載があればそれを目安にしてください。不明な場合は市区の窓口に直接問い合わせるのが確実です。
市に駆除を依頼するときの目安
市区に直接駆除を依頼する場合の一般的な目安です。市区ごとに異なるので、該当ページの「条件」列も確認してください。
- 受付時間帯は平日の日中(8時30分〜17時15分など)が多く、夜間や休日は受け付けていない市区が大半です
- 対応エリアは基本的に市内に限られます。市の境界付近の場合は、建物のある市区に確認してください
- 駆除の優先度は「人の危険になる場所(通路・玄関・窓の近く)」が高く、人の立ち入らない場所の巣は順番待ちになることがあります
- 繁忙期(夏〜秋のスズメバチの活動期)は、駆除の依頼から対応まで数日〜1週間以上の待ちになる市区もあります
- 電話をかける前に、市区のページで条件・窓口・電話番号を確認してから連絡するとスムーズです
夜間・休日の場合
蜂の巣を夜間や休日に見つけた場合の一般的な対応です。市区ごとに夜間緊急窓口の有無が異なります。
- 多くの市区の環境課や保健所は平日日中のみの受付で、夜間・休日は閉まっています
- 夜間緊急時の連絡先を市区が別に設けている場合があります。市区の公式サイトや広報で「夜間休日 蜂の巣」「休日当番」を確認してみてください
- 人の命や身体に直接の危険がある場合は、市区によっては夜間でも消防や警備の連絡先を案内する場合があります
- 緊急性が低い場合は、無理に夜間対応を求めず、平日の市区の窓口に改めて連絡しましょう
- 賃貸住宅や管理物件の場合は、管理会社や大家にも並行して連絡すると対応が早まることがあります
市区へ相談するときの必要事項
保健所や市区の環境課に電話で相談する際は、以下の情報を伝えられるようにメモしてから電話するとスムーズです。
- 蜂の巣がある場所(自宅の軒下、庭の木、ベランダ、公園など)
- 巣の大きさと高さ
- 蜂の種類(見えればスズメバチ・アシナガバチなど)
- 土地の所有者(賃貸の場合は建物管理者の確認が必要な場合あり)
- 写真があればスマートフォンで撮影しておく(種類の特定に役立つ)
保険の適用について
蜂の巣の駆除にかかる費用は、加入している保険の種類によっては補償の対象となる場合があります。
- 火災保険の一部(蜂の巣駆除などの費用が特約でカバーされることがある。保険証券の「費用保険金」や「損害防止特約」の項目を確認する)
- 日常生活に関する保険・個人賠償責任保険(他人の敷地や共用部分の蜂の巣を自分が駆除しようとして起きた損害を補償する場合がある)
- 賃貸住宅に入居している場合は、管理会社や家主に連絡する。建物の管理範囲に含まれる場合がある
- 保険の適用可否は保険会社や契約内容によって異なるため、事前に保険会社または代理店に確認することをおすすめします
蜂の巣駆除の補助金はいくら出ますか?
このサイトに収録の全市区のうち、駆除費用の補助金制度があるのは129市区です(最終確認 2026-10-27・出典は各市区の公式ページ)。このうち上限額が数値で確認できた92市区の補助上限額は、最小2,000円・中央値10,000円・最大50,000円。上限額が数値で書かれていない市区(駆除費用の2分の1などの定率型・条件つき)は37市区あります。市区ごとの実値と条件は補助金が出る市区の一覧で確認してください。